FX会社のカバー取引

リーマンブラザーズが破綻して、FX会社への影響はどのような物なのだろうか?
リーマン・ブラザーズは、日本のFX社が顧客から受けた注文のカバー先に指定されていた。かなりの数のFX会社が、リーマン・ブラザーズをカバー先に指定していたはずだ。
FX会社は外貨を持っていると、円高が進むと持っているポジションに為替差損が生じ、業績の悪化につながる。 そういうことで、仮に顧客から外貨の売り注文を受けたら、同時に他の銀行などに、今持っている外貨を売ることによって、ポジションを相殺する。これがカバー取引と呼ばれるものある。
カバー取引を行うために、FX会社は一定額の証拠金を、カバー先に預託する。カバー先が破たんしたら、証拠金が戻って来なくなる。FX会社の財務状況が脆弱で、カバー先の破たんリスクを吸収し切れなかった場合は、残念ながらそのFX会社も破たんに追い込まれる恐れが高まってくる。これがFX会社のカウンターパーティ・リスクだ。
よって、FX会社を選ぶときは、出来るだけ多くのカバー先を持っているFX会社と取引するといい。そうすれば、カバー先の1社が破たんしたとしても、特定社と過度な取引をしてさえいなければ、信用リスクを最小限度に抑えられるかも知れない。

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